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群馬県神流町

神流町はみかぼ高原荘解体しキャンプ場を新設

2021/03/26 群馬建設新聞

神流町は2021年度、みかぼ高原荘(生利2212-5)の建物3棟を解体してキャンプ場を新設する。敷地面積4万7000㎡へ管理棟1棟のほか、炊事棟とトイレ棟を2棟ずつ新築する計画。このほか、テントサイトやペットとの宿泊が可能なドギーサイトなどを整備する。総事業費は約2億5000万円を見込む。

25日の臨時議会に平板測量委託料450万円やキャンプ場施設新築工事設計委託料と給排水施設工事設計委託料を合算した1750万円のほか、工事費2億3000万円を盛り込んだ予算議案を上程し承認された。整備は国の20年度3次補正の地方創生拠点整備交付金を活用して進める。

みかぼ高原荘の宿泊施設は、RC造2階建ての建物のほかに、西側にW造平屋、東側にはペット館として利用しているW造平屋の離れで構成。いずれも老朽化により危険なため、全て解体する。

このほか、敷地内には駐車場や入浴施設、グラウンド、倉庫、ドッグラン、多目的広場、遊歩道などが整備されている。全体の敷地面積は4万7400㎡。内訳はグラウンドが1万1500㎡、ドッグランは1900㎡、多目的広場が500㎡、東と西の側面斜面は3万3500㎡であずまやなどが整備されている。

東側にある三角屋根の倉庫は解体し、トイレと炊事場を兼ねた管理棟を新築する。床面積は190㎡を想定しており、内部にはフリースペースや図書スペースの整備も計画する。

解体するRC造2階建ての宿泊施設の跡地はグラウンド敷地と一体的に使用。テントサイトエリアとして整備する。グラウンド敷地は張り芝を行う。

テントサイトは新型コロナウイルス対策を図るため、1区画10m×10m程度の広々としたスペースを確保。約60区画設ける。エリア内には炊事場とトイレを1カ所ずつ新設する。管理棟に近い8区画については、滞在型のワーケーションなどに対応するため、電源サイトとして整備する。

西側にあるW造平屋の宿泊施設は解体後に車道を整備、離れの宿泊施設については駐車場を整備する。

ドッグランの敷地には、ドギーサイトを設置。1区画13m×11mのテントサイトを約5区画新設する。このほか、ペット用の足洗い場施設を整備する。

多目的広場については遊具を新設して子ども向けのアクティビティエリアを整備。遊歩道は散策エリアとして使用、一部箇所は車道として整備する。

西側から南側の斜面では2棟のあずまやを解体して、炊事場とトイレを1棟ずつ新設する。

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