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長野県松本市

ecoオフィスまつもと認定事業で3社を表彰

2021/03/27 長野建設新聞

松本市は24日、ecoオフィスまつもと認定事業優秀事業所表彰式を同市役所で開催し、三協電気工業(百瀬正容代表取締役)、ハシバテクノス(西沢正之代表取締役)、サワンド建設(川上隆英代表取締役)の3社が表彰された。この事業は事業所から排泄されるごみの減量化等を目指し、環境に配慮した取り組みを行う事業所を一つ星から三つ星まで3ランクで認定するもの。同事業は2015年度から始まり、表彰式は今回が3回目。現在の認定事業所数は三つ星11、二つ星7、一つ星9の27事業所となっている。三つ星認定事業所のうち、2年後の更新時に引き続き三つ星となった事業所を優秀事業所として表彰される。同事業の認定を受けると、入札時に総合評価落札方式の加点対象となることなどの特典がある。

臥雲義尚市長は「それぞれの会社の特色ある取り組みをなされていると感じた。環境を守るということは人間が生き延びていくために本当に切実な問題である。この事業をひとつのきっかけとして、それぞれの企業の皆さんがこの分野で取り組みを広げていただき、市民の皆様にも知っていただいて、そうした企業を後押しするという好循環が大きくなればと思う」と述べ、引き続き活動の協力を求めた。

三協電気工業は事務所にLED照明の導入、空調機を高効率の新機種に交換や従業員の5割以上のエコ通勤の実施、松枯れ木材を再利用した商品(楽器)の販売など。ハシバテクノスは残さず食べよう!推進事業所の認定や「穴田川をきれいにする会」への参加や支援、ゼロエネルギーハウス等、環境に関する内容を含んだ住宅の見学会の実施など。サワンド建設は地域産カラマツの間伐材を現場事務所仮囲いや工事看板として利用、大野川校小学生と勉強会および外来駆除の実施、環境情報、環境取組状況等を「ECOだより」として地域へ発信といった活動をそれぞれ行っている。

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