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事業者栃木県道路公社
見出し県道路公社、日光道に20億投入、3橋設計、7橋補修  
掲載 2021年3月30日日本工業経済新聞(栃木版)  
本文

 県道路公社は、2021年度の日光宇都宮道路(日光道)リニューアル事業計画をまとめた。次年度以降の工事に備え、第1四半期に日光口PAの浄化槽設備詳細設計、神主山トンネルと鳴虫山トンネルの補修設計、第2四半期に徳次郎橋、石那田橋、中妻高架橋の補修設計を委託。工事は第2四半期に舟ケ沢橋、第3四半期に日光IC橋、天神前橋、今市橋、堀ノ内橋、蛯沢橋、上町橋の補修を発注する。過去2番目の規模となる事業費約19億9900万円を投入。老朽化施設の補修、耐震補強、長寿命化を一体的に推し進める。
 予算額内訳は道路設備機器維持改良費約10億4000万円、道路構造物大規模修繕費約9億5900万円。事業期間は16年度から23年度までの8年間。総事業費は約104億円(大規模修繕約555億円、設備更新約49億円)を見込んでいる。
 日光市内の日光口PA(野口)は今市ICと日光ICの中間部に位置し、上り線と下り線の両方にある。駐車場は上下線とも約100台を収容。既存の浄化槽は下り線にあり、上下線への設置も含めて設計の中で更新策を検討。休憩スポットの衛生面を向上させる。
 神主山トンネルと鳴虫山トンネル(日光)は、1981年10月に開通した2期区間(延長6㎞)の日光IC~清滝IC間に位置。片側1車線の対面通行区間の山岳部横断箇所に2本のトンネルが東西に並んでいる。22年度の施工を想定する。
 日光ICから約1㎞先の神主山トンネル(延長908m)を抜けると、鳴虫山トンネル(延長967m)に到達する。ともに幅員は8・5m(車道7m)。神主山、鳴虫山の両トンネルは設計を通じ補修工種を洗い出す。両トンネルとも主に断面修復工事となる。
 橋梁補修設計を委託するのは1976年12月に開通した宇都宮IC~日光IC間に架かる1期4車線化区間(延長24・7㎞)。宇都宮市内の徳次郎橋(徳次郎町)、石那田橋(石那田町)、日光市内の中妻高架橋(七里)が対象。設計の中で補強や補修策を導く。
 徳次郎橋は国道293号をまたぐ上下線16・1mのPC単純T桁。石那田橋は田川を渡河する上下線43・9mの鋼単純非合成鈑桁。中妻高架橋は上り線が橋長277・7mのPC9径間単純合成桁、下り線が橋長216mのPC7径間単純合成桁。
 PC製の徳次郎橋は1976年、鋼製の石那田橋は75年、RC製の中妻高架橋は76年の架設。ほぼ同時期に整備し、築45年以上が経過する。簡易点検、詳細点検、異常時点検を通じ、修繕時期を検討。高速走行の安全性や信頼性を確保する。
 第2四半期発注の舟ケ沢橋は、神主山トンネル内の鋼スノーシェッドの下に架かる橋長10m、幅員10mの単純RC中空床版。スノーシェッド更新、伸縮装置交換、壁式高欄断面修復、舗装修繕を予定。予算額は約1億4000万円。2カ年で施工。詳細設計はダイミック(宇都宮市)
 第3四半期発注の橋梁6基の補修は徳次郎ICから終点部の清滝ICに向かって上町橋(徳次郎町)、堀ノ内橋(土沢)、今市橋(平ケ崎)、日光IC橋(七里)、蝦沢橋(日光)、天神前橋(清滝)の順に架設されている。このうち日光IC橋は3カ年で施工する。
 日光IC橋は本線料金所の上に架かる橋長106・9m、幅員6~9・4mのカーブを描く長大橋。RC2径間連続中空床版3連。詳細設計担当のシー・アイ・エス(宇都宮市)が工事費を積算中。補修一式の中で沓座に耐震性を高める水平力分担装置を追加する。
 天神前橋は橋長31mの鋼単純非合成鈑桁。伸縮装置交換、橋面防水、鋼桁再塗装、舗装打ち替え、下部工ひび割れ補修、断面修復策を講じる。予算額は約9000万円。2カ年で施工する。詳細設計は富士コンサルタンツ(宇都宮市)。
 今市橋は今市IC本線内に架かる上下線63・8mのRC4径間連続中空床版。伸縮装置交換、橋面防水、中央分離帯止水、壁高欄法面保護工を施す。予算額は約6000万円。2カ年で施工する。詳細設計は建設技術研究所(東京都)。
 堀ノ内橋は上下線25mのPC単純合成桁。壁高欄断面修復、橋面防水、伸縮装置交換、舗装打ち替えの道路上面部のみを2カ年で施工。予算額は約5000万円。詳細設計はピーシーレイルウェイコンサルタント(宇都宮市)。
 蛯沢橋は日光IC先で蛇ケ沢を渡る橋長19mのRC単純中空床版。壁高欄断面修復、橋面防水、伸縮装置交換、舗装打ち替えの道路上面部のみを2カ年で施工。予算額は約4000万円。詳細設計は富貴沢建設コンサルタンツ(宇都宮市)。
 上町橋は篠井IC付近にある上下線35mのPC単純合成桁。落橋防止構造再塗装、橋面防水、伸縮装置交換、支承塗り替え、舗装打ち替えを2カ年で施工。予算額は約2000万円。詳細設計は富士コンサルタンツ。
 20年度は宇都宮市IC側から山王橋(徳次郎町)、八坂橋(石那田町)、清滝ICに接続する清滝高架橋の補修詳細設計委託を済ませた。山王橋は開発虎ノ門コンサルタント(東京都)、八坂橋はニュージェック(大阪市)、清滝高架橋は富士コンサルタンツが落札した。
 山王橋は上下線14・7mのPC単純桁。八坂橋は赤堀川を渡河する上下線37・4mの鋼単純非合成鈑桁。清滝高架橋は県道小来川清滝線を通過する橋長374mの3径間連続単純PC中空床版、5径間連続RC中空床版、単純PC中空床版の複合橋。
 日光道は東北道に直結し首都東京~県都宇都宮市~国際観光地日光を結ぶ総延長30・7㎞の有料道路(自動車専用道)。観光シーズン中の国道119号と120号の慢性的な交通渋滞を解消するバイパス路線の位置付け。第1次緊急輸送道路に指定されている。

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