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新潟県燕・弥彦総合事務組合

「安全管理尽くす」統合浄水場祈願祭挙行

2021/03/31 新潟建設新聞

 燕市と弥彦村が共同で整備する統合浄水場の安全祈願祭が28日、整備地の燕市笈ケ島地内で事業者により執り行われた。発注した燕・弥彦総合事務組合(管理者・鈴木力燕市長)や施工者ら関係者約50人が参加した。

 既設の4浄水場を1つに統合する、県内最大規模の膜ろ過浄水場となる。

 地鎮の儀は、刈初を日水コンの碇智取締役常務執行役員事業統括本部長、鍬入を鈴木管理者・小林豊彦副管理者・堀勝重事務組合議長、穿初を関口真澄JFEエンジニアリング取締役専務執行役員環境本部長・芦田徹也鹿島建設執行役員北陸支店長・門脇進メタウォーター執行役員営業本部副本部長がそれぞれ行った。

 鈴木管理者は「燕市と弥彦村はもともと地理的・経済的に結びつきが強く、共通課題の解決に向け水道事業の経営統合、再構築を進めてきた。関係各位のご尽力に心より感謝し、着工の運びとなったことを大変喜ばしく思う」とあいさつ。事業者を代表し、JFEエンジニアリングの関口専務は「何よりも安全第一で工程管理、品質管理に尽くす。完成後も安心安全な水を提供し、社会貢献に寄与すべく一層精進していきたい」と決意を述べた。

 浄水場および水道庁舎を建設する。セラミック膜による膜ろ過方式で、計画1日最大給水量は42500立方。セラミック膜を用いることで高強度・高耐震性・長寿命を実現し、原水の超高濁度2000度に対応できる。2025年度の供用開始を目指す。同年時点推計値で給水人口は約8万2800人。

 設計・施工・運転維持管理一括(DBO方式)で発注し、設計・建設の契約金額は151億7100万円。JFEエンジニアリングを代表とする8者JV(構成企業・日水コン、鹿島建設、メタウォーター、データベース、中越興業、氏田組、大河津建設)が担う。

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