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17号浦佐BP整備同盟会が本年度総会

2021/05/11 新潟建設新聞

 国道17号浦佐バイパス整備促進期成同盟会(会長=内田幹夫魚沼市長)は4月30日に2021年度総会を開催した。本年度の事業計画や予算などの審議が行われいずれも全会一致で承認された。

 事業計画では、国土交通省ならびに関係機関等への整備促進要望を行うほか、本年度予算には、魚沼市側の供用開始に合わせた関連経費も盛り込まれた。

 内田会長は「魚沼市側の本年度中の開通が発表された。開通により魚沼市から県央基幹病院、水の郷工業団地等へのアクセスが格段に良くなる」と期待。「事業が本来の効果を発揮するためには、一日も早い全線開通が望まれる。事業を加速するために活動を継続する必要がある」と決意を新たにした。

 来賓で出席した泉田裕彦衆議院議員は「地域とともに首都圏と日本海側をつなぐ大動脈である。全線開通させることが日本全体にとっても極めて重要である」とし、副会長を務める林茂男南魚沼市長も「事業は、あと一歩となった。魚沼市側がまもなく開通し、これからは南魚沼市側の工事がいよいよ始まる。あらゆる場面で大地震や大雪など自然災害に対し、一刻も早い開通、事業進捗が、この地域だけでなく日本の要となることを訴えたい」と力強く語った。

 同事業は南魚沼市市野江甲~魚沼市虫野までを結ぶ延長約6・6㎞で、中間部の4㎞が供用済み。現在、魚沼市側の大沼~虫野の1㎞で、本年度中の供用開始を目指し、虫野トンネルや三用川橋などの整備を進めている。工事については舗装、トンネルの照明工事、標識等の設置工事が発注済み。また魚沼市では開通に合わせて市が引き受ける道路の消雪パイプ設置工事等を並行して進める計画。

 南魚沼市側の市野江甲~浦佐までの延長1・6㎞では、本年度から新浦大橋の下部工が本格着工し、工事は魚沼市から南魚沼市側に移る。

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