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新潟県村上市

22年度に基本設計着手 プロポ視野 道の駅「朝日」リニューアル

2021/05/20 新潟建設新聞

村上市は、日本海沿岸東北自動車道の全線開通を見据え計画する道の駅「朝日」のリニューアルに向け、2022年度に基本設計に着手し、23年度から実施設計に取り掛かる見通しだ。現段階では発注方式は未定としているが、プロポーザル方式での発注も視野に入れ検討を行う。順調なら24年度から造成等の工事を進め、27年度の供用開始を予定する。


メインとなる地域振興施設の規模はW造平屋建て、1000㎡強程度を想定。現在点在している物産会館、食堂、農産物直売所などを集約して整備を進める方針。

 当初、拡充基本計画では、2300㎡程度の大きさで施設の建設を予定していたが、より一層効率的で、持続可能な経営を実施できる計画とするため、整備内容や規模等について、このほど見直しを実施。施設規模の縮小に加えてウッドデッキや足湯、また池や築山の設置も取りやめることにした。

 園地については当初の予定どおり整備するとしているが、現在のところ内容は未定。

 駐車場は、台数を拡充する方向で国土交通省と協議し決定したい考え。

 また、概算事業費についても当初は市の施工分として22億4500万円を試算していたが、施設規模等の見直しに伴い大幅に削減される見通しだ。

 本年度はサウンディング型市場調査を実施。リニューアル整備後の民間活用スペースや既存施設の活用意向、アイデアを求め、22年度以降の基本設計に生かす方針。

 市は、現在市場調査への参加法人の募集を行っているところ。6月11日まで参加を受け付け、8月中に調査結果を公表する。

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