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60周年事業開催軸に/県建築士事務所協会が定時総会開催

2021/05/26 新潟建設新聞

 新潟県建築士事務所協会(坂本忠志会長、正会員313人)は21日、長岡グランドホテルにおいて本年度定時総会を開催し、創立60周年記念事業の実施等を盛り込んだ事業計画案を承認した。

 冒頭のあいさつで坂本会長は「昨年度はコロナの問題でかなりの事業変更が行われたが、工夫しながら乗り切りたい。幸いワクチン接種が始まった。早目に接種できるよう努力していただきたい」と45人の出席者に協力を要請。話題提供として「最近建築設計業界でのSDGsについて質問される機会があり、我々が何に取り組んでいるのか説明できるようにしておけたらと思う」と加え、環境負荷の低減の取り組み等を紹介した。

 2020年度事業報告では事務局が、福井県で開催予定だった全国大会の中止や新潟建築卒業設計展の講演会がオンライン開催となった等、感染症拡大の影響を報告。一方、後継者育成支援事業として長岡造形大学の学生を対象に例年開催している座談会について、新潟工科大学での初開催も実現したと述べた。

 本年度事業計画では、広報活動、相談活動、会員拡大に向けたPR等、前年度事業を踏襲した形での事業展開の方針を固守。ほかにメイン事業として、本年に延期となった創立60周年記念事業を11月に実施するとした。建築士定期講習は新潟市、長岡市の2会場での開催を予定。高校への出前講座の代替事業として、建築作品・新潟県賞の受賞作品をポスターパネル化して配布する活動には、2校から依頼を受けていると報告した。

 2020年度第29回建築作品・新潟県賞の受賞者表彰も行われた。長建設計事務所(最優秀賞)、高田建築設計事務所(優秀賞)、エヌ スケッチ(優秀賞)の受賞作品パネルが会場後方に展示され、、多くの出席者が足を止めていた。

【写真=全議案を承認した]

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