安曇野市(宮澤宗弘市長)はあづみ野産業団地拡張事業造成工事の経過と、進出企業への分譲地の売却についてを、24日の定例記者会見で報告した。
昨年度から進めていた造成工事が竣工し、27日に進出を予定している3つの企業と土地売買契約仮契約を行う。開発面積は7万5459㎡で、1街区は本店が松本市にある食品製造業で面積は4万820.05㎡、2街区は本店が神奈川県横浜市にある電気機械器具・プラスチック製品製造業で同1万1311.49㎡、3街区は本店が安曇野市にある電気機械器具製造業で同6980.95㎡。
宮澤市長は「新たな造成事業が田園産業都市実現の第一歩となれば」と期待した。
今後は土地売買契約についての議案を6月定例会に上程し、議決をもって本契約とする。
施設の建設については、所有権が移転したあとから着手し、2022年度中の操業を目指す。
松糸道路の進捗についても説明
会見では地域高規格道路松本糸魚川連絡道路の進捗についても説明があった。県からの報告によると、上空からドローンによる上空からの測量と併せ、細かな地形を把握するための補足測量を実施しながら、今後の計画に用いるための地形図を作成する段階とのこと。
今後のスケジュールは、都市計画決定に向けた手続きや長野自動車道への連結に必要な関係機関協議を行い、早期の事業化を目指す。その中で関係区や市民に向けた説明会を6月1日から6日までの日程で行う予定で、内容としては10m幅のルート線について、都市計画決定に関する手続等について、道路の構造について。また、市からは2箇所の乗り入れ口についてや、アクセス道路の整備についてなどの説明を行う。