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【就任インタビュー】燕市都市整備部髙波茂部長「変化捉え産業後押し」

2021/05/29 新潟建設新聞

 4月に燕市都市整備部長に就任した髙波茂氏。最も力を入れたいことはまちづくりマスタープランの策定だ。現行計画は2010年から25年までを期間とするが、前倒しで策定する。

 昨今の燕市を取り巻く状況は目まぐるしく変化している。県央基幹病院の整備をはじめ、国道116号吉田バイパスや、燕北バイパスなど、周辺アクセス道の動きを見据えた中で計画の見直しを行うものだ。

 「燕市は産業用地のニーズが高く、新たな工業団地を望む声が多い。物流形態も刻々と変化しており、企業間のBtoBから個人宅配に対応して、物流センターも年々規模を拡大している。こうした背景から、しっかりと産業を後押しするとともに、交通の安全確保も重要となってくる」。

 例えば通学路として、寺郷屋灰方線の自歩道整備を進めている。交通量が多いが歩道が狭く、電鉄跡地に独立した自転車道・歩道として新設。全幅4・5m、総延長は1700mになる。「マスタープランの中で、今後変化していく導線を見極め、よりよい計画づくりをしていきたい」と意気込みを語った。

 趣味は登山。大切にし、心掛けている言葉は『その場その場でベストを尽くす』。北アルプスは涸沢岳の山小屋のご主人の言葉だ。山は時に命がけ。その時々の判断が明暗を分ける。耳にした時から自身の座右の銘として胸に刻んでいるという。なかなか出歩けない状況下、15歳になる愛犬のミニチュアダックスフントに癒されている。


【略歴】

たかなみ・しげる

1964年4月5日生まれ。燕市出身。2017年土木課長、19年都市計画課長を経てことし4月から現職。


ルビ=からさわだけ

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