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山梨県中央市

玉穂B&G海洋センター改修 7月にも業者選定

2021/05/26 山梨建設新聞

 中央市は玉穂B&G海洋センター(下河東地内)の改修に着手する。老朽化が進むプールなどを全面的にリニューアルし、安全性や利便性を向上させる。建築・電気・機械の3分離で工事発注する予定で、生涯教育課によると7月にも入札を行い、年度内の完成を目指す。当初予算に事業費1億8587万3000円を計上した。

 旧市役所玉穂庁舎から約100m西にある上屋付き温水プール。延べ床面積は1206㎡で、1987年に建設された。築34年と老朽化が進み、近年設備の不具合が目立つようになっていたためB&G財団からの補助金を活用し、改修する。

 施設の開館期間は5~9月。当初は閉館後の10月ごろから改修を始める予定だった。だが新型コロナウイルスの影響で、ことしは開館しないことが決まったため、着工を早めることにした。

 改修工事の設計は木村設計が作成。空調の更新やトイレの洋式化、照明のLED化、プールの塗装替えなどを予定する。プール周りのタイルは撤去し、防滑性ビニールシートを張る。目を洗う設備は撤去し、新たに保護者らの観覧席を造る。

 ビニール状の膜を11枚つなぎ合わせたプール上屋は2018年に7枚交換しており、残りの4枚を今回替える。ソーラーシステムのパネルはクリーニングしてそのまま使用するがボイラーは更新する。シャワーやロッカーなどの備品も交換する。

 同課は7月ごろに施工業者を決め、8月ごろから徐々に工事に入りたい考え。9月には本格的に着工し、年度内に完成する見通し。

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