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長野県安曇野市

産業団地造成工事竣工式を開催

2021/05/29 長野建設新聞

安曇野市豊科高家で計画していたあづみ野産業団地拡張事業の造成工事が完了し27日、造成地で竣工式を開催した。この事業はあづみ野産業団地を北側に拡張するもので、地域未来投資促進法および長野県松本地域における基本計画に基づき定めた重点促進区域に、企業3社が進出するために必要な工場用地等を造成するもの。当日は宮澤宗弘安曇野市長をはじめ県議会議員や市議会議員、設計・施工関係者などが参加し、竣工を祝った。

あいさつで宮澤市長は「今回進出される3社はこれからの地域の経済を引率していただく企業である。今後工場が建設され来年度中の操業を目指していただく。新たな造成事業が田園産業都市安曇野の実現に力強い一歩となる事を願う」と期待し、続けて「市としても市内の経済基盤がより強固なものになるよう様々な施策を展開していく」と強調した。

来賓として招かれた太田寛長野県副知事は「企業の発展・誘致は雇用が生まれる。人が動き物が動けばその地域の活性化につながる。今回の産業団地の造成というのはこれからの安曇野市の益々の発展になり、大変うれしく思う」とあいさつした。

施工業者などを代表して振興建設の村山泰弘社長は「安曇野市の新しい産業拠点として計画され、施工を担当させていただき大変感謝している。竣工までご尽力いただいた関係者の皆様のご協力のおかげで今日を迎えることができた」と述べ、今後の産業団地の発展を祈った。

同産業団地造成工事の概要は、開発面積7万5459㎡で2工区に分けて発注。第1工区は造成面積1万2400㎡、3街区約7000㎡と緑地約5400㎡の造成。また、付帯工事として市道豊科1級2号線の歩道新設や市道の曲線緩和を、猿田建設(安曇野市)が担当。第2工区は造成面積5万2300㎡で、1街区約4万1000㎡、2街区1万1300㎡の造成。また、第1工区から続く市道豊科1級2号線の東側に歩道の新設を、振興建設(安曇野市)が担当。工事は昨年10月に着工し、第1工区は3月25日、第2工区は5月19日にそれぞれ工事を完了した。

今回進出を予定している企業は、第1街区4万820.05㎡にスドージャム(松本市、食品製造業)、第2街区1万1311.49㎡に東邦電気(神奈川県横浜市、電気機械器具・プラスチック製品製造業)、第3街区6980.95㎡に山清電気(安曇野市、電気機械器具製造業)の3社。

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