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白根分会が災害ゼロ6000日達成/建災防新潟支部が代議員総会

2021/06/15 新潟建設新聞

 建設業労働災害防止協会新潟県支部(植木義明支部長)の本年度代議員総会が10日、新潟市内のホテルオークラ新潟で開かれた。総会では本年度の事業計画を承認したほか、死亡・重大災害長期ゼロ達成分会が表彰され、その中で6000日を達成した白根分会の安達公明分会長に植木支部長から表彰状が手渡された。

あいさつで植木支部長は冒頭、昨年度の活動を振り返り、新型コロナウイルス感染症の影響で各種教育・講習事業もキャンセルが続出し、年間の受講者数は例年の半数にあたる3505人となったことを報告。続けて労災状況について「県内建設業の労働災害は減少傾向にあるものの、昨年は7名の尊い命が奪われた。そのうち建災防の会員事業所が4名で、労災防止活動の強化を図る必要があり、これまでにない新たな対策も求められる。一つひとつの課題に誠実に取り組んでいきたい」と労働災害撲滅へ決意を新たにした。

 議事では昨年度事業報告や本年度事業計画案などが審議され、いずれも原案通りに承認された。本年度も引き続き「墜落・転落災害防止」を最重点対策に位置付け、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育をはじめ、足場組立て等の特別教育、施工管理者のための足場点検実務者研修などを開催するとともに、同協会が独自に実施する墜落・転落災害撲滅キャンペーンを展開する。本年度の新潟県建設業労働災害防止大会は7月21日、ANAクラウンプラザホテル新潟で開催する予定だ。

 当日は厚生労働省新潟労働局の熊谷一彦労働基準部長が祝意に駆け付け、各事業所における労働災害撲滅に向けた各種取り組みをたたえた。

 死亡・重大災害長期ゼロ達成分会として表彰されたのは、6000日達成が白根分会、3000日達成が燕・弥彦分会、1000日達成が村上分会。また、昨年度に年間死亡・重大災害ゼロだった分会は、与板分会、佐渡分会など11分会だった。

【写真=植木会長、白根分解の安達分会長に表彰状が手渡された】

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