羽藤英二氏が特別講演
関東地方整備局は22日~23日、第62回スキルアップセミナー関東を初の完全Webで開催した。23日には東京大学大学院工学系研究科教授の羽藤英二氏が『交通・都市・国土とDX』をテーマとした特別講演も行われた。
羽藤氏は移動ネットワーク上の意思決定モデルに関する研究で米谷・佐佐木賞、交通工学論文賞など多くの賞を受賞。陸前高田などの被災地復興計画やモビリティ・クラウドの研究開発に従事しながら、東京2060プロジェクトに取り組んでいる。特別講演では交通・都市・国土分野における研究開発とその実践の最新潮流を概説し、DXの重要性などについて話した。
スキルアップセミナー関東は1960年に関東建設技術研究発表会として、当時の建設局職員や自治体、関係団体などにおける職員の業務に関する技術向上、アカウンタビリティ(説明責任)を果たすために必要な能力の向上、業務推進に対する研究、創意工夫などの推進を目的として開始。2000年の関東地方整備局の誕生とともに、名称をスキルアップセミナー関東と改め、現在に至っている。
今回のセミナーには、整備局職員のほか都県政令市も含め約1000人が聴講した。
【セミナーの講演映像】