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ウイスキー蒸留所を計画 8月にも着工 かのせ温泉熱利用し整備 新潟麦酒

2021/07/01 新潟建設新聞

【阿賀町】クラフトビールの製造等を行う新潟麦酒(宇佐美健代表取締役、新潟市西蒲区越前浜5120)が、阿賀町で温泉熱を利用したウイスキー蒸留所を新たに整備することが分かった。

 8月にも着工し、11月の完成、12月の稼働、2022年度の出荷を予定している。

 かのせ温泉の温泉熱を利用し、世界的にも珍しいウイスキーの蒸留所を新たに整備する。

 施設は旧鹿瀬体育館(S造平屋)を改修し活用する方針で、内装のほか外観も見学に訪れる人のために改装する。

 また、これに付随し同町内に樽貯蔵庫および畜産施設(牛)の整備も計画。うち畜産施設では、ウイスキー蒸留過程で発生する麦芽の搾りかすを与えて肉牛を育てる予定で、現在、町の遊休施設を利活用する方向で検討を進めている。

 これに伴い、7日には町で立地協定の調印式が行われる予定。

 新潟麦酒は1997年に設立。クラフトビールの製造のほか、畜産、農事などの事業も展開。昨年にも同社敷地内においてウイスキー工場の増改築に着手、ことし3月に完成している。

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