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今秋にも1棟目入札 県営玉川団地建替え

2021/07/01 山梨建設新聞

 県営玉川団地の建て替えで県は本年度、20号館の新築工事を始める。第1期計画の1棟目で、建築・電気・機械に分けて発注する予定。今秋に入札を行い年内にすべての施工者を選定する。2023年5月ごろ完成を予定しており、続けて2棟目の建設に着手する見通しだ。

 解体・新築するのは北から2番目にある20号館。1日の入札で解体工事を発注し、解体(RC造4階建て延べ床面積1415㎡)に着手。工期は来年1月末とした。

 新築工事の設計は雨宮建築設計事務所・伊藤JV。現在設計中のため建物の詳細は不確定だが、「第1期で整備する72戸のうち20号館には42戸が入る」(営繕課)という。住宅対策室によると、間取りは1LDK、2LDK、3LDK。エレベーターを1基設置する。

 工事発注の詳細な日程はまだ決まっていないが、今秋に建築・電気・機械それぞれの入札を執行。工事費が5億円を超える見込みの建築工事については、12月県議会に施工契約案件を提出する見通しだ。

 1棟目の完成は2023年度早々になる見込み。同年度には2棟目となる19号館の解体・新築工事に着手する予定。30戸が入居できる住宅を想定している。

 同団地では昭和40年代に建設された16棟について、本年度から建て替え・集約などを進める。新築する棟数は今後検討するが、全4期20年程度で全計画を完了させる。第1期計画は25年度までを予定しており、事業費は15~16億円を見込んでいる。


【写真=改築する玉川団地】

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