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新潟県長岡地域振興局地域整備部,(社)新潟県建設業協会

中学校で出前講座、当時の平版測量も紹介

2021/07/07 新潟建設新聞

 県長岡地域振興局地域整備部はこのほど、長岡市立刈谷田・与板の両中学校で「みんなの土木教室・土木のお仕事紹介編(土木出張PR)」を開催し土木業務をアピールした。6月30日に刈谷田中で、7月1日に与板中で実施した。

 刈谷田中では、県建設業協会女性支部から中元組、山崎組、安達建設興業が参加。建設コンサルタンツ協会北陸支部からは日本工営、県測量設計業協会から旭工測量設計が協力し出前講座を行った。

 刈谷田中学校校舎のある同地で1985年に実際に測量した図面と、最新技術で測量した図面を比較。当時測量で使用した平版測量の機材を旭工測量社の川嵜実社長が持参し実演した。最新のコンピューター技術によるICT測量を説明するとともに、機械を用いずに正確な測量を行う昔ながらの技法も併せて紹介した。

 与板中では県建設業協会女性支部から中元組、山崎組、中央建設が参加。建コン協北陸支部から日本工営、県測協からは大原技術がサポート。

 生徒自身の感覚で距離を歩測し、その後にレーザースキャナーで実測して検証する体験コーナーでは、15mの目標距離に対し歩測で14・99mを記録した生徒へ大きな拍手が送られた。

 同地域整備部の土木出張PR担当者は、「建設関連4団体の協力の下、土木・建設業務の魅力を紹介をしているが、どの業種でも担い手不足は深刻。インフラ設備は生活の身近な場所に数多くあるので、生徒たちが興味を持ってくれるきっかけをつくっていきたい」と今後の意気込みを話した。

【写真=平版測量を説明する川嵜社長(刈谷田中)、歩測レーザースキャナーで実測(与板中)】

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