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群馬県太田土木事務所

県太田土木事務所は大川の河川改修工事

2021/07/07 群馬建設新聞



県太田土木事務所は太田市泉町地先の大川で進める河道拡幅工事で、コンクリートブロック積み工などを内容とした護岸工を8月中に一般競争入札で公告する。施工延長は約100m。6月28日に公告となった分割1号と同規模の工事となり、その際の条件は工種は土木一式、太田土木管内に本店、支店を持つ、土木1010点以上としていた。

工事内容はコンクリートブロック積をSL4・4~4・9m、面積約400㎡。転落用の防護柵工はSTK400の亜鉛メッキで延長100m、高さ1・1mで設置する。上層路盤工は延長40mで120㎡を見込んでいる。

全体計画は河道拡幅を延長6040mで実施する。現在は下流工区を対象に護岸工を進めている。下流工区の全体延長は1240mで50%程度の工事進捗率となる。

改修に伴っては橋の架け替え工事も進めている。下流側から妙高寺橋と南田島橋、西田島橋の架け替えが完了。中根町ほか地内で進める三愛橋の架設工事は工藤建設工業(太田市)が施工を手掛けており、10月末ごろの工期を予定している。

2022年度以降はササラギ橋の架け替えに着手する。同橋は橋長約7・1m、幅員約5m。現在地で架け替えるが、仮橋は設けず迂回路を設定する。新橋は橋長18・2m、全幅16mの単径間単純プレテンション方式PC単純中空床版橋で計画している。下部工は逆T式橋台を予定。基礎はφ1000㎜の場所打ち杭を8本ずつ打ち込む。設計業務は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が作成した。

このほか河道拡幅に伴い、新田木崎町地内にある農業用水の取水堰2カ所で改築を計画、統合を含めて検討している。高崎測量(高崎市)が検討業務を担当し、工期は12月15日までとなる。対象となるのは、県道太田境東線の交差付近の糸井堰と、かまくら公園(新田木崎町1255-9)の南東側に位置する橋場川用水堰。

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