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芝浦工大の白亜寮が着工

2021/07/13 埼玉建設新聞

 芝浦工業大学が、大宮キャンパス(さいたま市見沼区)で計画している駅伝部専用学生寮「白亜寮」が着工した。延べ床面積は約928㎡。設計を㈱TAW建築設計事務所(東京都台東区)、施工は横沢建設㈱(東京都府中市)がそれぞれ担当する。2022年3月竣工、同4月開設を目指す。

 7日に現地で起工式を行った。あいさつした鈴見健夫同大学理事長は「白亜寮は、大学創立100周年を迎える27年までの箱根駅伝本戦出場を目指し、部員が勉学・練習の両面に専念できる施設として建設する」と計画の意義を発信した。

 大宮キャンパスの弓道場に近接する大学所有地(さいたま市見沼区深作字原794-3)が建設地。敷地面積は733・1㎡。

 RC造3階建て、延べ床面積928・04㎡の寮施設を新築する。チームの一体感と競技力を高める環境として、選手室のほか、監督・コーチ室、トレーニングルーム、食堂、大浴場などを備える計画だ。総事業費は約3・5億円。

 1970年代には、「スポーツの芝浦」と呼ばれるほど実績を残してきた芝浦工大。箱根駅伝という目標に向かい、文武両道の模範となるうねりを、大宮キャンパスから起こす。

 大学側は、澤田英行教授(システム理工学部長)研究室からの提案、「SDGs Action Plan 脱炭素へ向けた『襷』の家」も取り入れ、白亜寮の建設を学生の研究教材に活用するという。

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