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新潟県長岡市

東川口保育園の民営化で新園舎建設地に川口中学校敷地

2021/07/15 新潟建設新聞

 長岡市は、民営化および移転新築を計画している東川口保育園の建設地として、川口中学校のグラウンドの一部敷地の活用を想定している。2023年4月の民営化を目指しており、本年度中に移管先となる民間事業者を公募したい考えだ。

 東川口保育園は19年度に西川口保育園と統合。両保育園の統合に合わせて16年12月には川口地域委員から新園舎の建設および建設場所として川口小学校または中学校の隣接地から選ぶよう要望があった。

 一方で建設地に想定している川口中学校の敷地は、11年7月の新潟・福島豪雨で床下浸水の被害を受けており、水害を懸念する声が上がっている。また6月定例市議会の中でも、建設地を疑問視する意見が出された。

 市では水害対策として基礎を高くするほか、中学校への避難経路の確保など、移管先法人とともにハード、ソフト面で対応を検討していく考え。また早急に地域への説明会んなどの開催を予定しており、地元からの理解を得た上で、事業者の公募に移る方針だ。

 同保育園のほか、市では23年度からの中之島保育園、こしじ保育園の民営化に向けて準備を進めているが、両保育園では園舎の建て替えを条件としていない。このほど民営化に向けて移管先事業者の公募を開始しており、9月にも移管先法人を特定する見通しだ。

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