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高校生が工事現場巡る村上で建設業!魅力発見ツアー

2021/07/22 新潟建設新聞

 村上市内の高校生を招いて土木や建築工事の現場を巡る「建設業!魅力発見ツアー」が16日に開かれた。荒川高校と村上桜が丘高校の2・3年生21人が参加し、大和リースが建設を進める関川村健康増進施設新築工事や小池組が施工を担当している百川上部工・護岸工事の現場を見学。建設業への理解を深めた。

 建設業は地域の生活基盤を支える重要な産業であるものの、就職する高校生が少ないことから、魅力を発信し、職業選択に役立ててもらうため開催。2013年度から開かれており、今回で7回目となる。昨年度は新型コロナウイルス感染対策で中止となったことから2年ぶりの開催となった。村上公共職業安定所を中心に県村上地域振興局、村上市が主催し、新建協村上支部、村上市建設業協会、関川村建設業協会が協力している。

 百川上部工・護岸工の現場では、護岸のブロック据付の様子を見学したほか、測量やドローンの体験も行われた。

 同工事の現場代理人を務める小池組の佐藤陽祐氏は「建設業界への入職は減っている。少しでも興味を持ってもらい、将来は一緒にものづくりができたらいい」と話した。

 また見学後には、県や村上市役所、地元建設業で働く先輩との意見交換も行われ、それぞれの仕事内容、志望動機をはじめ、建設業界の魅力、やりがいをPR。高校生からは、雨天時の作業や大変だったことなどについて質問が出されていた。

 村上公共職業安定所の星井正毅所長は「将来の進路選択に、視野を広げて今日の体験や先輩の話を生かしてほしい」とした。

【写真=護岸工の様子を見学、先輩と意見交換】

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