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栃木県宇都宮土木事務所

宇都宮土木、408号バイパス野高谷立体が本格化、123号交差部切り回しも

2021/08/11 日本工業経済新聞(栃木版)

 県宇都宮土木事務所は国道408号バイパス(宇都宮市)の整備で今年度に主要地方道宇都宮向田線との仮称・野高谷立体(刈沼町)の建設工事や国道123号との立体交差化(氷室町)に向けた道路切り回し工事に着手する。野高谷立体は9月までに橋梁部周辺の地盤改良工7件を発注し、1月以降に橋梁下部工、上部工の建設工事を発注。123号交差部は道路切り回し工事4件を9月までに入札。また、板戸町で舗装工事14件を発注していく。

 宇都宮高根沢バイパスの野高谷立体の橋梁部は橋長125mの鋼3径間連続非合成細幅箱桁橋(合成床版)、幅19・5m。下部工は杭基礎の逆T式橋台2基、張り出し式橋脚2基。

 下部工建設工事は1件で、4基を施工。下部工、上部工の建設工事はそれぞれ本庁執行の一般競争入札。工期は2件とも約13カ月。

 野高谷立体橋梁部周辺の地盤改良工は7件とも10カ月の工期を予定。地盤改良では柱状の杭を形成する工事を施工。地盤改良後の擁壁工事は来年度に発注される見通し。隣接する市道橋南側の補強土壁工事は4日に開札が行われ、落札者が決定した。

 北側の板戸町では管渠工を含む道路改良工1件を12日に開札するほか、年内に舗装工事14件を順次発注する予定。各舗装工事は縁石工と併せて施工。テクノ街道との立体部の橋梁は橋長44・3mの鋼単純非合成鈑桁橋、杭基礎の逆T式橋台2基が計画されている。

 真岡宇都宮バイパスの123号交差部は立体化の前段となる切り回し工事に着手。橋梁部は橋長59・5mの単純狭小鋼箱桁橋、幅19・5m。下部工は逆T式橋台2基。

 橋台2基は4車線一体で上部工は上下線分離構造。道路を西側に切り回し、東側の橋梁下部工と上部工を先行し建設していく。橋梁の前後区間は地盤を改良し、補強土壁工を施工する計画。

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