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亀田清掃センター建替に環境影響評価で説明会

2021/08/19 新潟建設新聞

 新潟市は、亀田清掃センターの建て替えに伴う環境影響評価方法書の策定に当たり17日、住民説明会を開いた。新たに既存施設隣に建設する新ごみ焼却施設は、3炉構成で1日当たりの処理能力として約480tを見込む。焼却方式はストーカ方式で、現在、建て替えに向けて施設計画の策定や土壌調査等を進めている。2029年度の稼働を予定しており、建設工事着手は25年度からとなる。

 説明会では、参加者から環境影響評価方法書について季節やごみの収集量の変動に伴う風向や排水等への対応などが質問され、市では「気候変動等を踏まえて1年間しっかり調査を行う」と回答した。 

 環境影響評価の手続きは23年度まで進める方針で、本年度内に環境影響評価方法書をまとめ、環境調査・予測・評価に着手。23年度内に環境影響評価準備書を策定する。現在、方法書への意見募集を9月27日まで行っている。

 建設工事については22年度~23年度に発注準備を進め、24年度に建設工事業者を選定する。25年度から建設予定地の地下部解体工事に着手。26年度から新施設の杭工事・土工事・地下躯体工事を行い、27年度ごろに地上建築工事およびプラント工事を進め、29年度の稼動を予定する。現施設の解体時期については未定としているが、早ければ28年度に解体設計を進め、29年度末ごろからの解体工事着手となる。

 計画は、既存施設の老朽化および、ごみ処理の効率化へ市内に4施設あるごみ焼却施設の統合、更新により、新田清掃センターと新焼却施設の2施設体制に再編し、新たな焼却施設を亀田清掃センター隣接地に建設するもの。

 なお環境影響評価業務および基本計画策定等はエイト日本技術開発、新施設整備に係る土壌調査を村尾技建が担当している。

【写真=新焼却場建設の環境影響説明会】

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