山梨市は来月、万力公園（万力地内）の指定管理者の公募を始める。同月、内覧会を開き募集要項などを配布。プロポーザル方式により10月に候補者を選定し、12月市議会での承認を経て決定する見込み。管理期間は来年度からの５年間。関係者によると、すでにいくつかの事業者が興味を示しており、地元業者によるＪＶ参加の動きもあるという。

　対象施設は公園部分のほかピクニック広場や子供の広場、ローラースケート場、バーベキュー広場、動物広場、売店、自販機など、延べ15・４ha。園内にある市民会館は別の指定管理者を設ける予定で今回の対象からは外れる。

　指定管理料は事業者提案を基に市と協議の上、決定する。公募の段階で上限額を設定するかどうかは検討中。管理者は指定管理料のほか売店・自販機からの収入、バーベキュー広場・茶室利用料、イベントなど自主事業による収入を得ることができる。

　30万円未満の修繕については管理者負担、それ以上は基本的に市が負担する。園路（クレー舗装）が傷んでいるため本年度から数年かけて改修する計画がある。工事延長は３㎞程度を見込む。

　市は指定管理移行にあたり本年度６月市議会で関連条例の改正を行っている。

【指定管理となる万力公園】