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山梨県甲府市

甲府市9月補正案 遊亀公園の動物園整備で実施設計前倒しへ

2021/08/28 山梨建設新聞

 甲府市は9月補正予算案を発表した。建設関連では「遊亀公園附属動物園整備」に伴う動物園部分の実施設計(1億5953万2000円)を前倒する。今議会で予算が可決されれば早急に委託業務の発注形態を決める。根津豊まちづくり部長は「現在は公園部分の整備工事を行っている。実施設計前倒しにより、1年でも早く動物園部分の工事に入れれば。設計の発注形態を今検討している段階」と話すに止めた。

 市の計画では動物園と公園の広さは合計約3ha。動物園と公園を融合させて景観と子育て世代、高齢者に配慮した整備を行う。また、休養や散策、安らぎ、にぎわいの公園整備、特徴を活かした動物展示、学習施設の整備、歴史文化の保存、協働の場を整備する。子ども公園機能を充実させるため安心し、思い切り遊べる遊具を整備するとともに、誰もが利用しやすい施設となるようバリアフリー化、世代を超えたコミュニティ広場、健康づくりのためにウォーキングコースを作る。

 遊亀公園附属動物園整備については、樋口雄一市長が公約に掲げた「こうふ未来創り重点戦略プロジェクトNEXT」にも記載。2020年度に公園実施設計と公園一部工事、21年度に公園工事、22年度に公園工事完了し供用開始予定、動物園実施設計としていた。このうち遊亀公園第1期開園部整備工事(土壌改良・舗装・遊具施設ほか、工期は来年6月末まで)は、ことし2月に早野組へ発注している。

 このほか補正関係では、▽緊急合同点検に基づく通学路交通安全対策工事(2775万円)▽公園遊具改修工事(2743万9000円)▽緑が丘スポーツ公園の再整備工事(野球場およびテニスコート解体など)(5995万7000円)▽総合市民会館芸術ホール照明調光卓更新工事(4384万6000円)-を計上している。

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