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シーピー化成が拠点整備

2021/09/11 群馬建設新聞

【板倉】弁当容器や食品トレーなどプラスチック食品容器の製造販売を手掛けるシーピー化成(岡山県井原市、三宅慎太郎代表取締役社長)は板倉ニュータウン産業用地内(泉野2-41-5)で、首都圏物流センター(仮称)および営業拠点の北関東オフィス(仮称)に着工したことを明らかにした。設計施工は一括して、五洋建設(東京都文京区)が担当。生産工場となる首都圏工場(仮称)の建設も2022年着工で計画されている。用地取得なども含め、総額約200億円を投じる。本社に次ぐ一大拠点として23年度までに稼働を目指している。

首都圏物流センター(仮称)は延べ床面積4万8642・33㎡を計画。建物には屋根材に断熱性能を有するダブルパック工法を採用、太陽光パネルの設置を可能としている。同センターではラック・庫内搬送・荷札貼り・出荷仕分けなどを行う。保管数は約20万ケース。

北関東オフィス(仮称)は延べ床面積424・89㎡の規模となる。水害も想定し、2階に事務所機能を配置。停電対策として発電機設備を導入する。

また、建設を計画している首都圏工場(仮称)は22年の着工を目指し、設計を進めている。工場はインライン型により省人化を図り、環境配慮型容器の生産増強に対応した工場とする。

同社は19年に板倉ニュータウン産業用地に営業・物流・産業拠点構築のために用地を取得した。東北自動車道館林インターチェンジから約6㎞の立地、東京都心まで約1時間の交通アクセスを生かして、関東圏における製品の需要拡大および販路強化、首都圏という一大消費地への製造・配送も強化する。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたため、スケジュールを変更するなどし、今回の着工となっている。

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