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【20年建設業実態調査】女性従業員が大幅増に/国内売上高9年連続伸び

2021/09/14 本社配信

 国土交通省が多角化や国際化などで実績を持つ建設・設備工事業の大手53社を対象に行った2020年の建設業活動実態調査によると、常時従業員数は調査対象企業合計で7年連続増加し、前年比1・8%増の17万7141人となった。内訳は、総合建設業が同比1・6%増の11万5073人、設備工事業が同比2・2%増の6万2068人。男女別では前年比で男性が0・7%減増、女性は10・4%増で、総合建設業、設備工事業ともに女性の増加が目立つ。特に総合建設業が同比12・7%増と大幅に増えた。

 国内売上高の総額は9年連続で増加し、前年比3・5%増の16兆8148億円。海外の契約金額も同比4・4%増の2兆5066億円となり、3年連続で増加している。

 設備投資額は4051億円で、前年比22・4%増と6年連続で増加した。研究所とその他の設備投資の伸びが大きかった一方、情報センターの投資は減少した。

 国内在住外国人労働者を受け入れているのは53社中47社で、総人数は795人だった。国籍別では中国353人、ベトナム98人、韓国88人の順に多い。職種別では技術職が667人で大半を占めた。

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