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山梨県峡東建設事務所

笛吹川フルーツ公園にエレベーター新設へ

2021/09/14 山梨建設新聞

 県峡東建設事務所は来年度に予定する笛吹川フルーツ公園の改修に向け設計を進めている。エレベーターを新設するほか建築・電気設備の補修を計画。老朽化が進むボイラーやポンプ設備の改修も行い、施設の長寿命化を図る。同公園では防災拠点としての機能拡充も検討しており、並行して計画を進める方針だ。

 8月に八千代エンジニヤリングに委託した設計は、エレベーター新設に関わるもの。遊具などがある「わんぱくドーム」と休憩スペースがある「くだもの広場」間に整備する。両施設は現在、らせん階段でつながっているが、親子連れの利用も多いことから安全性や利便性向上のため設置することにした。

 今月、エイト日本技術開発に委託した設計は建築関連の補修工事に関するもの。点検により老朽化が認められた木橋(L3・6m)の床板補修や歩道橋の塗装塗り替え、作業棟・水槽棟の屋根の吹き替えまたは塗膜防水について、設計する。

 今月24日に委託業者が決まる予定の設備改修設計は、受変電設備4基と噴水用ポンプ一式、屋外ステージ照明一式、温室のボイラー更新、屋外ステージコンクリート構造物のクラック補修など、が主な内容となる。

 同公園は災害時の防災拠点に指定されており、今後防災機能拡充の一環で、新たな水源となる井戸を整備する見込み。昨年度、ハギボーに業務委託し水源調査を実施しており、本年度中に設置場所の選定や設備設計に着手する可能性がある。


【写真=エレベーターを新設する、わんぱくドーム】

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