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ヤマダ資源エネルギープラント建設

2021/09/18 群馬建設新聞

【太田】ヤマダホールディングス(高崎市、三嶋恒夫代表取締役社長)は新田反町町地内に国内最大級の廃棄物焼却発電施設となる『ヤマダ資源エネルギープラント』の建設を計画している。設計業務はワイジャスト(高崎市)が進めており、施工も同社が行う方針を示している。施工にあたっては協力会社だけでなく、県内企業へ協力の要請を行う見通し。早ければ2022年夏ごろの着工、24年度までの完成を目指す。

建設地はヤマダホールディングスの子会社で総合リサイクル業を営む東金属(太田市)のさつき群馬工場内。施設を一部撤去し、建設する。

同施設は廃棄物を破砕、分別し、可能な限り再資源化することに取り組むほか、再資源化が困難な素材は廃棄物の減量、減容するために計画。焼却により発生する熱も電力として回収し、再活用する。

発電プラントには最新の排ガス処理システムを導入。破砕施設の処理量は134t/日。廃棄物の搬入量は国内最大量となる1炉あたり270t/日を見込む。発電能力は8000kWhを予定している。

自治体と連携し、災害廃棄物受け入れも想定。自然災害への対応能力の拡充にも寄与する考え。

発電プラントの完成後は、ヤマダホールディングスが20年3月に設立したヤマダ環境資源開発ホールディングスを中心に、環境・資源循環関連のグループ会社3社(シー・アイ・シー、インバースネット、東金属)が事業を展開する。

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