行田市と羽生市は、2027年度開設予定の新ごみ処理施設共同整備へ向けて今年度のスケジュールや一部事務組合の規約について方針を示した。両市は一部事務組合となる、行田羽生資源環境組合の22年4月1日設立を目指す。12月の市議会や22年3月の市議会で審議を進めていく。設立後、同組合が事業を推進する。
両市は29日、第3回協議会を開催。今後のスケジュールや一部事務組合の規約について協議を行った。21年度は、10月に地域計画を提出。12月議会で組合設立へ向けた議案を協議。その後、組合設立申請を行い、22年3月議会で組合の予算や議員選出を実施し、同年4月1日の組合設立へつなげる。
また一部事務組合規約についても協議し、議員定数や経費などを確認。地域計画策定などに関連し、22年度施行のプラスチック資源循環促進法の方針が流動的な中、プラスチックごみの処理は当面、サーマルリサイクルとする考えで一致した。
過去に2度の協議会を行っており、今後は、必要に応じて協議会を開催していく方針だ。
新施設の計画地については、現在の小針クリーンセンター(小針856)隣接地約3・4?を見込む。1984年に竣工した現クリーンセンターを含む全体の敷地面積は約8ha。