荒川調節池工事事務所は第二・三調節池整備事業において、越流堤の整備に向けた水理模型実験に近く着手する。実験検討業務の受託候補者は建設技術研究所東京本社(中央区、℡03-3668-0451)を2023年3月22日納期で特定した。
越流堤は荒川の洪水を調節池へ流入させる機能もつもの。川と調節池の間に整備する囲繞堤(いぎょうてい)の上流側へ、第二および第三調節池に各1カ所計画している。
同調節池は、さいたま市の羽根倉橋から上尾市の開平橋までの荒川左岸河川敷で計画。面積は第二(下流側)が約460ha、第三(上流側)は約300haの計760haを想定。
暫定供用に向けた段階的施工の初弾は、最下流部の羽倉橋から約2000m区間の治水容量約1200万立方㍍を最短22年度に発注する。