第3回は県西地域の体育施設の整備事業をまとめた。古河市が下辺見小学校と総和北中学校の両体育館で照明のLED化を実施する。また八千代町は町民公園テニスコートの照明LED化を11月にも発注する計画。境町では剣道場の空調設置を行い、避難所環境の充実を図る。坂東市は体育施設長寿命化計画を2021年度に策定する見込み。下妻市は22年度にも下妻小学校の屋外プール大規模改修を予定しており、21年度に設計をまとめる。
【古河市】
◆2小中学校体育館照明改修=下辺見小と総和北中の体育館で、既存の水銀灯が生産中止となったことを踏まえ、LEDへの更新を21年度に計画。体育館の規模は下辺見小が1983年築のRC造2階建て、延べ床面積864㎡。総和北中が78年築のSRC造2階建て、同1237㎡。設計は㈲長塚建築設計事務所(古河市)が進める。
【筑西市】
◆下館総合体育館電気設備改修=既存水銀灯の照明LED化を2022年度以降に検討しており、今後基数などを精査していく方針。現施設の状況や他体育施設の照明改修などを見ながら、実施時期を模索する考え。
【結城市】
◆かなくぼ総合体育館改修=屋根の雨漏り修繕を計画。22年度以降に設計や工事を想定し、修繕方法は葺き替えやシート防水などを視野に入れ、屋根全面か、部分的に実施するかを含めて検討を進める。
【坂東市】
◆体育施設長寿命化事業=総合体育館をはじめ、市内11施設の長寿命化計画を21年度に策定する。策定業務は㈱大輝(東京都府中市)が担当。策定した上で、早急に対応する必要がある施設や設備などがあれば、22年度以降に取り掛かる方針だ。
【下妻市】
◆下妻小学校屋外プール大規模改修=屋外プールの大規模改修工事では、塗装のはがれなど、経年劣化が進行する既存のコンクリート造の水槽に、無塗装のステンレス槽を被せる予定。また、ろ過機や配管の更新、付属建屋の塗装や防水の修繕などを検討している。設計は軽部建築設計事務所(下妻市)が担当。
【八千代町】
◆テニスコート照明改修=町民公園の長寿命化の一環として、テニスコートの改修を推進。照明のLED化などを予定し、基数は6柱34基を見込む。また21年度はテニスコートや壁打ちコートの床面更新などを進めている。
【境町】
◆剣道場空調設備設置=複合施設「文化村」にある武道館の剣道場で、災害時の避難所に指定されていることを踏まえ、空調設備や照明改修などの環境整備を図る。空調設備は8基程度の新設を見込み、照明は既存45基の撤去、LED化を実施する予定。9月補正予算に工事費2713万円を設定した。
【写真=境町の剣道場】