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十日町地区木造家屋建築工事等安全対策連絡協議会が死亡災害ゼロ5000日達成

2021/10/22 新潟建設新聞

 十日町地区木造家屋建築工事等安全対策連絡協議会が死亡災害ゼロ5000日を達成し15日、十日町労働基準監督署において表彰式が行われた。

 協議会は会員数550人を擁する十日町建築組合の組織で、記録達成日は本年7月26日。2007年11月18日の起算から本年10月15日現在5081日を継続中。

 あいさつした久川禎之署長は「足掛け14年弱、管内の業者の努力の結果」と称賛。「1993年6月~2007年2月にも5000日を達成し、今回で2回目。足場先行工法の考案により大きく木造家屋建築の死亡災害が減った。01年には同工法発祥の地の記念碑除幕式が挙行され、当時の厚生労働大臣坂口力氏揮毫(きごう)による碑が十日町建築組合前にある」と補足。「管内全体でほかに表彰事例は無く、1000日達成もほぼ無い。5000日達成2回はすごいことで、うれしく感謝したい」と表情を緩めた。

 表彰状を受け取った池田和彦会長(丸池工務店)は「身の引き締まる思い。監督署の御指導の下、努力を積み重ねてきた結果。先輩方が築いた記録を受け、次は1万日まで頑張りたい」と謝辞。「24人の委員が3班に分かれ、年に2、3回足場パトロールを行っている。労働基準監督署での講習も予定している」と受賞の要因について語った。 

【写真=久川署長(左)が記念の盾を贈呈】

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