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群馬県前橋市

前橋市の群馬総社駅西口整備で調査設計進行中

2021/10/23 群馬建設新聞

前橋市総社町のJR群馬総社駅で、西口開設に向けた調査設計が進められている。2021年度は地質調査などの土木関連、22年度に駅舎など建築関連をまとめる。前橋市とJR東日本が共同で実施する事業となっており、23年度にも事業化する見通し。詳細設計や用地買収を経て着工となる。

総社町植野地内にある群馬総社駅は市内のJR駅で唯一、未改築の建物となり、駅舎の老朽化やバリアフリーへの対応を課題としている。改札が東側のみで、吉岡町方面からのアクセス性向上も求められていた。

現状を改善するために、前橋市とJR東日本が共同で、西口開設に向けた駅舎改築および自由通路整備を実施する。

21年度はJR東日本の発注により、2カ年の調査設計業務を委託。JR東日本コンサルタンツ(東京都品川区)が担当している。同業務で駅舎と通路の位置関係や概算事業費、基本的な方針などをまとめる。

調査設計完了後に両者が基本協定を締結し事業化となる。各施設の実施設計や用地買収を行った後に工事着手するながれ。業務および工事の発注は引き続きJR東日本が担当することになりそう。供用開始は27年度ごろとなる見通し。

市は駅舎整備の進捗状況を考慮しつつ、都市計画道路群馬総社駅西口線および駅前広場の整備を進める。すでに現地測量などの準備に着手。都計道は延長360m、全幅14mとし、片側に3・5mの歩道を設置する計画。路線バスや送迎者が乗り入れる駅前広場は面積4300㎡で都市計画決定している。現地測量はフジ開発測量(前橋市)が手掛けた。都計道および広場が本格的に動きだすのは、JR東日本との協定締結後となる。

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