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群馬県畜産課

畜産課が浅間家畜育成牧場で工事を計画

2021/10/23 群馬建設新聞

県畜産課は浅間家畜育成牧場(長野原町北軽井沢2032-23)で進めている施設整備や草地改良事業で、12月ごろに3件の工事発注を計画している。工事は、牛舎に設置する専門設備工事で1件、建築工事を進めている牛舎2棟の柵やゲート設置工事でそれぞれ1件の内訳。2022年度以降、5施設の建築工事と約38haの草地改良工事が残っており、23年度までの完了を目指す。

牛舎に設置する専門設備は糞尿を処理するバーンクリーナーやバーンスクレーパーを計画。柵やゲートは、S造平屋、床面積462㎡規模で40頭を管理する導入牛舎とS造平屋、床面積2980㎡で300頭規模の集中管理牛舎Aが対象。建屋内に鋼材でゲートや牛の頭部を挟んで安定させるつなぎ止め具であるスタンチョンを設置。柵は施設の周囲を加工用に整備する。

21年度に行う3件の工事はいずれも畜産課発注となり、指名競争入札、一般競争入札のどちらで行うか検討している。

同牧場の改良は、育成牛の預託頭数の増加要望や既存牛舎の老朽化対応などを目的に計画。19年度に事業着手している。

22年度以降は◇集中管理牛舎=床面積約3000㎡◇堆肥舎=床面積1600㎡◇病畜舎=同152㎡◇看視舎=同140㎡-のほか、体験学習施設の整備を予定。体験学習施設と牛舎に併設して整備する看視舎はW造、牛舎はいずれもS造となる。体験学習施設の規模は建屋に附属する外構部分も含めて300㎡規模を想定している。各施設の設計は小島設計(沼田市)が担当。23年度までに各施設の工事を完了する。

起伏修正などを行う草地改良工事は、全体約90haで計画している。工事により大型機械による採草作業の効率化などを図る。

22年度以降に残っているのは敷地東側部分の約38haで、23年度の完了を目指す。このほか、獣害防止柵を約1・3㎞を23年度に実施する。

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