中央市は4日、田富北小(臼井阿原地内)の新校舎建設工事を公告する。建築・電気・機械の3分離で発注する予定で、県中北建設事務所管内(峡北地域は除く)に本社がある業者が対象。建築は3者、電気・機械はそれぞれ2者によるJV施工とする。
入札は22日を予定。落札後、建築と機械については市議会での契約承認を経て業者と契約を結ぶ。順調にいけば2022年2月ごろに本体に着工する見通し。追って同年11月ごろに外構工事を発注し、校舎が完成するのは23年5月末を予定する。その後仮設校舎を撤去し、跡地にグラウンドを整備。同年8月ごろに全事業が完了する計画だ。
教育総務課によると、校舎はRC造2階建てで、渡り廊下を含む延床面積は3315㎡。上空から見て「コ」の字型の建物になる。設計は馬場設計が作成した。
外構など関連工事を含む総事業費は15億円程度を見込んでおり、継続費として毎年予算計上する。本年度分は本体工事費だけで5億8000万円程度を振り分ける予定で、9月補正予算に計上した。
建設地は市民体育館および市民プールの跡地。すでに施設の解体は完了しており、更地の状態。先行して整備した体育館・プールの南側に建設する。
新校舎建設はリニア新幹線建設に伴うもの。同市ではルートにかかる施設の移転、新設などを進めている。
【写真=建設地はすでに更地の状態】