越谷松伏水道企業団は南部浄水場の廃止に向けた検討を進めている。解体に先立って、本年度はアスベスト含有調査を実施。２０２５年度末までは通常運転をする予定で、早ければ26年度以降に順次設計、施設解体を想定している。事業全体の状況次第では、解体時期が前後する可能性も見込んでいる。

　南部浄水場（越谷市南越谷３－23－22）は敷地面積８４３９㎡を有し、排水能力２万５０００m3／日、１日最大配水量２万２４９０m3（20年12月20日）規模。１９６６年２月に通水した。

　敷地内には管理棟（ＲＣ造２階建て、延べ床面積５２０㎡）、深井戸および取水ポンプ、取水計量施設、受水計量施設、除鉄・除マンガン装置、配水池（ＲＣ造２池・有効容量６０００m3、ＰＣ造２池・有効容量３０００m3）、配水ポンプ、配水ポンプ井、配水計量施設、減菌施設などを備えている。