新潟市は、新潟駅万代広場シェルター新築工事の一般競争入札を月内にも公告し、2月市議会で工事請負契約の承認を諮る。万代広場の整備工事のうち、シェルター建築工事が議会案件となるため先行して発注準備を進めるもので、本年度末~来年度上旬にかけて、土木工事等も発注する。バスや歩行者の動線を考慮しながら順次工事を進め、2023年春ごろからの段階的供用を目指す。
シェルターは、水をイメージした将来的なバスバースの上屋となるもので、今回の工事では東側、駅直下バスターミナル(高架下交通広場)前のシェルターを建設。構造はS造平屋建て、建築面積1488・93㎡で、工期は約13カ月を予定する。
万代広場の計画面積は約1万8500㎡。市内8区の水と緑のつながりをテーマに水をイメージした透明感のある水色の上屋(シェルター)で信濃川や阿賀野川、点在する潟を表現するほか、落葉樹、常緑樹などの樹木で里山を表現。上屋の配置に合わせてバス乗降所等に防風壁を設置し、天候が悪い時期にも配慮した歩行空間とする。広場内では歩行者、バス、タクシー、自家用車の専用動線を確保する。
万代広場では、旧駅舎ビルの解体工事が進められており、次年度以降には西側や中央のシェルターの建設工事にも着手する。現在のところ、既存支障物等の撤去等が発注済みとなっている。
実施設計は国際航業・基設計JVが担当。
【写真=万代広場の整備イメージ】