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埼玉県川口市

川口市がオートレース場で5件の指名競争を予定

2021/11/09 埼玉建設新聞

 川口市は、2022年度にオートレース場設備改修工事の指名競争入札を5件実施する見通し。老朽化した火災報知機の仕様変更を行うほか、非常用放送設備を更新。また、競走会地区の空き空間を利用して女子選手宿舎を整備する。宿舎整備は建築・電気・機械の3件を個別発注する見通し。

 既設の火災報知器は感知式を採用。施設内に点在する感知器を、旧センター販売所に設置した火災受信機で管理している。火災受信機を撤去後、各棟へ中継器を新設。中継器を経由して感知器を管理する方式に変更する。感知器は既存設備を継続して用いる。

 また、旧センター販売所に設置している壁掛け型の非常用放送設備も更新を図る。既存設備は設置から40年近くが経過しているため、最新の設備を導入する計画。

 女子選手宿舎化整備工事は、競走会地区のエントランスホール部分を使用する。吹き抜けとなっている場所に床を張り付け、4~5人が使用できる控室として整備。仕切りによる簡易的な個室を設けるほか、ユニットバス・トイレなどを据え付ける。

 同施設では競走会地区の娯楽室や図書室を改修し、女子選手の宿舎整備を順次進めている。22年度の工事が完了すれば、現時点で予定しているすべての宿舎整備が終了する。工事規模は過年度のものと同様、約100㎡程度になるとみられる。

 設計は火災報知器・非常用放送設備更新を一括で川口電機設備協同組合(川口市、℡048-257-4945)、女子選手宿舎化整備工事をタケノヤ事務所(川口市、℡048-258-3297)が手掛けている。

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