先月開催された第43回土地区画整理全国大会（街づくり区画整理協会主催）の会長賞・功労賞表彰で、山梨市役所に勤める深澤秀史さんが会長賞を受賞した。同大会は土地区画整理事業に関する知識の向上や普及などを目的に毎年開催しているもの。同表彰では土地区画整理事業の推進に貢献した個人・団体の功績をたたえており、会長賞については、ことし全国で26人が選ばれた。

　深澤さんは山梨市駅前土地区画整理事業に市役所職員として携わり、事業の推進に貢献。現在もその経験を生かし市の土地区画整理事業に携わっている。同駅前区画整理は約27年にわたり行われ、移転補償件数は１８２件に上った。

　深澤さんは「建物が密集している地域だったため、計画から移転、清算まで大変だった。周りの人たちに恵まれて、事業を成し遂げることができた。関係者の方々にお礼を申し上げたい」と、笑顔で語った。