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(社)埼玉県電業協会

埼電協が第2回技術講習会開き、施工図の書き方伝授

2021/11/16 埼玉建設新聞

 埼玉県電業協会(岡村一巳会長)は11日、2021年度第2回技術講習会をさいたま市内の埼玉建産連研修センターで開催した。当日は70人以上が聴講し、電気設備工事における施工図の作成方法を学んだ。

 講義に先立ち、岡村会長が4週8休、時間外労働の上限規制などの働き方改革への対応について「われわれも自助努力で、なんとか労働生産性を上げていかないと解決できない問題」と危機感を口にし、今後も発注者と連携を図りつつ、着実に取り組みを進めていく考えを示した。

 講習会へと移り、関電工北関東・北信越営業本部で品質工事管理部長を務める梅原清秀氏が登壇。「施工図の見方・書き方」をテーマに講義を行った。施工図を作成するにあたり、梅原氏は5W2Hを再確認。「『いつまでに』『誰が』『どこで』『何を』『なぜ』『どのように』『いくらで』という7点が明確じゃないと、施工に大きなロスが生じる」とし、施工に携わる関連業者間相互の取り合いを調整する上で「基本中の基本」と指摘。施工図の中に必要な情報を整理集約し、関係者間で情報を共有することで「合理化や無駄を省く工事の最適化につながり、品質確保と経済性が両立できる」と説いた。その後も日本電設工業協会がまとめたテキストに沿い、施工図作成の流れやポイント、各設備における記載上の留意点などを解説した。

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