県中之条土木事務所は県道植栗伊勢線の拡幅改良に伴い、東吾妻町植栗地内にある龍ヶ鼻橋の架け替えを進めている。2019年度から下部工に着手しており、近くA1橋台の工事を条件付き一般競争入札で発注する。
植栗伊勢線の拡幅改良は、中之条町中心地から上信自動車道植栗・中之条インターチェンジへのアクセス道路として整備する。現道は幅員が狭小で急カーブ・急勾配があり、車両の通行に危険な状態なため、線形改良と拡幅に取り組んでいる。
架け替えとなる龍ヶ鼻橋は、吾妻川を渡る橋として新設されるもので、鋼3径間連続非合成細幅箱桁橋。橋長は177mで、幅員は13・3~15・4mとなる。設計は日本工営(東京都千代田区)が担当した。
発注するA1橋台は、吾妻川右岸に配置される高さ12mの逆T式橋台。工事規模はコンクリートボリュームは646<33A5>となる。
これまで、18年度の龍ヶ鼻橋右岸の函渠工事を皮切りに、19年度に龍ヶ鼻橋右岸側の切土工事および龍ヶ鼻橋P1橋脚工事、20年度はインターチェンジ接続部の函渠工事や龍ヶ鼻橋のP2橋脚・A2橋台などを発注している。
今後はインターチェンジへのアクセス区間および植栗交差点~龍ヶ鼻橋区間、龍ヶ鼻橋橋梁区間それぞれについて、用地買収状況と文化財調査の状況を見ながら引き続き整備を進めていく。