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千葉県印西地区衛生組合

来年度に次期施設発注/当初予算で継続費設定/印西地区衛生組合

2021/12/03 日刊建設タイムズ

 印西地区衛生組合(印旛郡栄町須賀1997―27、管理者・岡田正市栄町長)は、汚泥再生処理センターについて、2022年度当初予算に「次期処理施設建設事業」の継続費を設定し、設計・施工一括の性能発注方式による同年度内の発注を予定している。継続費は、施設本体と旧し尿処理施設の解体工事費を合わせたものとする予定。22年度に旧し尿処理施設を解体。23年度に施設本体に着工し、25年度の稼働開始を目指す。

 既存のし尿処理施設「印西地区衛生組合衛生センター」が稼働から28年を経過し、機械設備等の老朽化が進んでいることから、新たな施設を「汚泥再生処理センター」として旧し尿処理施設の跡地に整備する計画。

 設置場所は印旛郡栄町須賀1997番地27、37地先。計画処理量は32kl(し尿処理1kl/日、浄化槽汚泥29kl/日、ディスポーザ汚泥2kl/日)。処理方式は個液分離希釈下水道投入方式。

 20年度に「汚泥再生処理センター施設基本設計策定及び建設工事発注支援等業務」を委託。21年度は「旧し尿処理施設解体工事発注仕様書等作成業務」を委託した。いずれも、環境技術研究所(千葉営業所・千葉市中央区富士見2―7―9―609)が担当。

 また21年度は、次期処理施設についてプラントメーカー6社に見積設計図書の提出を依頼するとともに、解体図面の作成を解体業者4社に依頼し、概算事業費を算出。さらに、4月から6月にかけて「汚泥再生処理センター建設に伴う生活環境影響調査報告書」を縦覧に供し、意見を募集した。

 衛生センターは、印西市と栄町から発生する、し尿および浄化槽汚泥を処理している。敷地面積は9417・12㎡。処理能力は32kl(し尿2kl、浄化槽汚泥30kl)。処理方式は高負荷脱窒素処理。元施工はクボタ。07~08年度に実施した施設整備工事(大規模改修)は扶桑建設工業が施工した。

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