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千葉県木更津市

水処理3系列を増設/木更津市/処理能力2・4万で計画/下水道の社会資本整備計画

2021/12/06 日刊建設タイムズ

 木更津市都市整備部下水道推進室は、下水道の社会資本総合整備計画をまとめた。計画は「木更津市における下水道整備による良好な環境の実現(重点計画)」と「木更津市における下水道整備による防災・安全の実現(防災・安全)(重点計画)」で構成。計画期間は2021~25年度の5か年。「良好な環境の実現」では、木更津下水道処理場水処理施設増設など10事業を実施。総事業費は60億9600万円を見込む。「防災・安全の実現」は事業費22億9300万円を投じ、清見台2号幹線整備などを実施する。

 木更津市下水処理場の水処理施設は、現在の1系列と2系列に加え、新たに3系列を増設する。同計画では、能力を日量2万4050立方メートルとし、計画期間内の事業費として34億9000万円を見込む。事業は日本下水道事業団に委託。3系列増設後には、老朽化する2系列の長寿命化対策を実施する予定。また、清見台2号幹線整備は事業費20億円を投入し、φ2000㎜・L0・8㎞を整備する。

 下水道整備を行うことにより、安全・安心、快適な暮らしを実現し、良好な環境を創造することを目指す。下水道処理人口普及率を56%(21年度)から59%(25年度)、下水道による都市浸水対策達成率を17%(21年度)から19%(25年度)にそれぞれ引き上げることなどを成果目標とする。

 基幹事業の内容は次の通り。(①事業内容②実施期間③全体事業費)

【木更津市における下水道整備による良好な環境の実現(重点計画)】

 ▽清見台5号幹線枝線整備(未普及解消)=①φ250㎜・L0・2㎞②23~25年度③2600万円

 ▽清見台1号幹線枝線整備(未普及解消)=①φ200㎜・A27・7ha②21~25年度③11億6300万円

 ▽清見台2号幹線枝線整備(未普及解消)=①φ200㎜・A5・9ha②21~25年度③2億4800万円

 ▽清見台3号幹線枝線整備(未普及解消)=①φ200㎜・A1・8ha②21~25年度③7600万円

 ▽清見台5号幹線枝線整備(未普及解消)=①φ200㎜・A1・1ha②23~25年度③4600万円

 ▽貝渕幹線枝線整備(未普及解消)=①φ200㎜・A6・8ha②21~25年度③2億8600万円

 ▽烏田1号幹線枝線整備(未普及解消)=①φ200㎜・A7・3ha②21~25年度③3億700万円

 ▽岩根4号号幹線枝線整備(未普及解消)=①φ200㎜・A6・4ha②21~25年度③2億5900万円

 ▽金田西特定土地区画整理事業面整備(未普及地区解消)=①A4・4ha②21~23年度③1億8500万円

 ▽木更津下水処理場水処理施設増設(未普及解消)=①V2万4050立方メートル/日②21~25年度③34億9000万円

【木更津市における下水道整備による防災・安全の実現(防災・安全)(重点計画)】

 ▽清見台2号幹線整備(浸水対策)=①φ2000㎜・L0・8㎞②21~25年度③20億円

 ▽金田西特定土地区画整理事業面整備(浸水対策)=①A3・2ha②21~23年度③2億9300万円

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