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群馬県太田市

太田市は宝町幹線の推進工法

2021/12/16 群馬建設新聞

太田市は宝町団地コミュニティプラント(宝町773)の廃止に向け、県流域下水道への連絡管となる宝町幹線の敷設を進めており、2021年度は推進工法で400m程度を施工する。月内か遅くとも年明けの公告となる見込み。工事規模は1億円弱となりそう。完了すれば22年度以降は約500mの敷設が残ることとなり、23~24年度の完了とプラントの廃止を目指す。

連絡管の宝町幹線は、プラントから由良町地内の市道1級26号線下にある流域下水道(新田処理区)太田幹線を結ぶ。全体計画延長は約1500m。管径は、プラント側から300㎜で、将来的にはルート上での流入も想定するため途中から350㎜になる。

流域下水道の接続点から上流約1000mは推進工法を採用。残る約500mは開削工法で敷設する。

今回発注の工事は20年度施工の工事区間の上流側で計画。市道1級21号線下にφ350㎜の硬質塩化ビニル管を推進工法で敷設する。管径は350㎜を中心とするが、300㎜管も使用する区間がありそう。このほかφ2000~2500㎜の鋼製ケーシングで立坑を設置。立坑には管渠敷設後、マンホールを設ける。設計業務は地域プランニング(太田市)が担当した。

22年度以降に残る約500mは、開削工法が中心となる見込み。

着工は19年度で、これまでに接続点から約600mが完成。20年度は後藤建設(太田市)が約400mを施工した。予定価格は1億5920万円だった。

同プラントは、市営宝泉住宅などが立地する住宅団地の下水を処理する施設。同プラントを廃止し、県の利根備前島水質浄化センター(備前島町56)で処理を計画している。

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