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栃木職業能力開発促進センター、実習場建て替え23年度以降に、新実習棟、S造平屋建て1320平方m

2021/12/23 栃木建設新聞

 高齢者・障害・求職者雇用支援機構は、栃木職業能力開発促進センター(宇都宮市若草1-4-23)の実習場と栃木障害者職業センター(同睦町3-8)の建て替えを計画している。いずれも栃木職業能力開発促進センター敷地内に建設予定。機構では当初、2021年度の着工を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で予算確保が困難となった。栃木職業能力開発促進センターによると、22年度の着工も見送る方針。現在のスケジュールは未定ながら、23年度の着工を視野に準備を進めたいとした。工期は23カ月程度で、概算工事費は約10億円を見込んでいる。設計業務は豊建築事務所(東京都港区)が担当した。

 建て替える実習場は本館棟北側、既存実習場南側の駐車場に配置。建物はS造平屋建て約1320平方m。機械加工の一連の流れを学べるよう汎用機械やNC機械の実習スペース、CAD操作のパソコン教室2~3部屋を設けるなど施設に点在する機能を集約する。また、昼食をとれる休憩スペースも配置し、訓練生が快適に過ごせるよう配慮する。

 既存の実習場はビル・建築設備実習場(S造平屋建て578・49平方m)と模擬家屋実習場・第2訓練生ホール(S造平屋建て444・67平方m)を備える3号棟と、汎用機械実習場(S造平屋建て458・03平方m)の4号棟。

 ビル・建築実習場と汎用機械実習場は1966年11月、模擬家屋実習場・第2訓練生ホールは63年3月の完成。いずれも築50年以上が経過し老朽化が著しい。

 特に汎用機械実習場は雨漏りによる機械への影響が深刻で機械にブルーシートを被せて対応している。建て替え後は3、4号棟を解体。渡り廊下などの付帯施設も併せて取り壊し駐車場にする考え。

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