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国土交通省利根川水系砂防事務所

砂防事業及び地すべり対策事業の推進へ-当初予算約57億5、800万円

2001/04/25 群馬建設新聞

 国土交通省関東地方整備局利根川水系砂防工事事務所は13年度、ほぼ対前年度比同の当初予算約57億5、800万円で砂防事業及び地すべり対策事業の推進を図る。

 予算の内訳は、直轄砂防事業費51億6、400万円(対前年度比2・7%増)、直轄地すべり対策事業費5億9、400万円(対前年度比3・4%減)となっている。

 同事務所が掲げている主要項目は、①安全・安心な地域をめざして(基幹施設の整備、譲原地すべり対策事業の推進)②火山活動が活発な火山周辺地域の防災対策(三原上流・大前床固群(吾妻川流域)、浅間山・草津白根山火山監視システム(昼光高感度監視カメラ3基、赤外線監視カメラ1基)③水と緑の豊かな環境と調和した砂防(ISO14001モデル事業(吾妻川流域の万座川で実施)、渓流環境に配慮した床固工群(社家町)④事業実施にあたってはコミュニケーション型行政を推進(第V期砂防公開講座、砂防相談室、火山学習会)の4項目となっている。

 各流域毎の工事概要は、片品流域では多量の流出土砂を防止するため倉見川第4堰堤、鷹の巣上流堰堤、仁加又沢第4堰堤の整備を促進し、中・下流部では摺渕床固群、越本床固群を地域開発プロジェクトと整合を図るとともに、周辺の自然環境に配慮する。

 吾妻川流域では火山流出物及び火山に起因する地すべり性崩壊地からの土砂流出を防止するため白砂川第3堰堤、万座川第3堰堤、谷沢川第4堰堤、大沢川第2堰堤を、また浅間山の噴火によって形成された河岸段丘崩壊防止対策として大前床固群、三原上流床固群を、酸性河川において新工法(耐酸・省力)により実施する万座川第3堰堤、谷沢川第3堰堤をそれぞれ整備し、ISO14001モデル事業で万座川第3堰堤を推進する。

 烏川流域では宅地開発に伴う発展が期待されるため滑川床固群、湯ケ沢床固群、増田川床固群の整備を行い災害防除を図るとともに、榛名神社を中心とした神域・自然環境を保全し自然が交感(交歓)することができる渓流環境として社家町床固群を対象に実施、総合土砂管理の一貫として亀沢堰堤、石の沢第3堰堤の透過型堰堤を中心とした施設整備も促進する。

 神流川流域は平成11年度より実施した野栗沢流域の災害対策のフォローと合わせ御巣鷹堰堤群、間物沢上流堰堤の安全確保、神流川本川において既設堰堤に魚道を設置遡上環境の改善、直轄地すべり対策事業として譲原地区排水トンネル工、集水ボーリング等の対策工事を促進する。



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