水府と里美の両村にまたがる北沢峠に建設する予定の「仮称・北沢トンネル」(延長約1km)の計画区間となる国道461号水府・里美拡幅(水府村上高倉~里美村折橋)の延長約7・2kmが国の内示を受けた。茨城県では今年度路線測量等を実施する予定で、早期着工に向け事業着手することになった。
整備に向けては、これまで、高萩、十王、里美、水府、大子の首長、市町村議会議長等で構成する国道461号整備促進協議会(会長・根本正人水府村長)等が積極的に県に要望を展開してきた。
国道461号は栃木県今市市を起点として本県高萩市に至る総延長約133kmの幹線道路。このうち今年度新規で採択された水府里美拡幅は水府村と里美村内の幅員狭小、線形不良区間の解消を目的に延長約7・2km(2車線道路)で計画されている。
県では、北沢峠周辺の自然環境調査や山岳部のルート検討の結果を踏まえ、約1kmの規模でトンネルを建設することに決めた。トンネルを含む総事業費は概算で140億円といわれる。
計画ルート概要は次の通り。[工区名(工区延長)地区名=事業内容]
【高萩市、十王町】
▼花貫(L1、260m)石滝=道路改良踏切除却「跨線橋」
【高萩市】
▼安良川(L300m)安良川=道路改良
▼秋山(L200m)秋山=交差点改良
▼大能(L810m)上大能=道路改良
【里美村、水府村】
▼水府・里美拡幅(L7、200m)水府村上高倉~里美村折橋=道路改良
【大子町】
▼芦野倉(L1、000m)芦野倉=道路改良
▼上金沢拡幅(L610m)上金沢=道路改良
















