鉄建公団国鉄清算事業本部は、武蔵野操車場跡地整備事業の一環で行う新三郷駅前広場の整備工事を十一月ごろに発注する。また、吉川市内に架設されている中曽根跨線橋の架け替え工事のうち、上部工桁製作を年末、架設工事と取り付け道路部は年度末までに発注する予定。下部工については既存橋撤去と一括でこのほど、鴻池組が二億四〇〇万円で落札した。
駅前広場は、面積約三、〇〇〇㎡。バスレーンやタクシープールのほか、植栽などを施す。設計はパシフィックコンサルタンツ(多摩市)が十一月中旬の納期で進めている。
一方、中曽根跨線橋の架け替えは、既存橋の橋長二五五mを武蔵野線上下線の北側一本化に合わせ、橋長を一一七・五mとする。
上部工の延長は八二・五mで、三径間連続鋼床版橋。幅員は九・五m。片側に幅員二・二五mの歩道を設置する。
短くなった区間は、取り付け道路を整備。延長は操車場内、区域外合わせて約四九〇m。こちらの設計もパシフィックコンサルタンツが担当。
このほか、三郷市内の跨線橋架け替えも計画されているが、道路線形などについて数案を基に同市が警察などと協議を進めているが、いまのところ、整備方針が固まっていないようだ。