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群馬県藤岡市

藤岡女子校跡地に群馬社会福祉大学を誘致

2007/12/29 群馬建設新聞

藤岡市(新井利明市長)は、県立藤岡高校と県立藤岡女子高校(藤岡市藤岡787)の統合に伴い閉校した藤岡女子高校の跡地利用について、昌賢学園群馬社会福祉大学(鈴木利定理事長)を誘致する考えを明らかにした。現段階では藤岡女子高校の跡地を市が買い取る方針で、基本的に既存の建物を改修し利用していく方針だ。今回の跡地利用は同市が教育センターとして計画を推進中の藤岡高校の跡地利用に続いたもの。藤岡女子高校は19年4月に藤岡高校と統合。男女共学の県立藤岡中央高校として新たに開校した。



同校の跡地は敷地面積26222㎡で、建物の規模は、普通教室棟(S造3階建て、2745㎡)、特別教室棟(S造3階建て、1679㎡)、実験・実習棟(S造3階建て、1782㎡)、管理棟(S造2階建て、1325㎡)、合宿所兼部室棟(S造2階建て、720㎡)、第1体育館(S造、平屋建て、2215㎡)、第2体育館(W造2階建て 、2792㎡)。

跡地と建物を市で買い取り、既存の建物を出来るだけ生かす方針で改修する予定。

その後の大学側との契約内容については今後、検討していく考えだ。

現在は、県と用地・建物の譲渡に関してうち合わせを進めている段階で、今年度中の検討協議の完了を目指しており、順調に進めば20年度の5月に文部科学省に申請、21年4月に開学する予定だ。今回、誘致が見込まれるのは昌賢学園群馬社会福祉大学の看護学部看護学科で1学年の定員は80人。4年制大学のため学生の総数は320人ほどになり、若い世代の流入により市街地の活性化も期待されている。

藤岡女子高校は19年3月に藤岡高校との統合に伴い閉校。同年4月からは男女共学の藤岡中央高校(藤岡市中栗須909)として新たに開校した。また、同じく統合に伴い閉校した藤岡高校は教育センターとしての跡地と建物の利用が決定しており、現在は基本計画の策定業務をオオバ(東京都目黒区青葉台4―4―12電話03―3460―0111)が手がけている。


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