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新年度に実施設計へ/校舎建設は22年度にも/2高等学校統廃合計画/県

2008/01/18 山梨建設新聞

県立山梨園芸高校と石和高校を統廃合し総合学科と普通科を併置した新設高校に改編する計画で県は、本校舎を現在の石和高校跡地に建設する考えを示した。17日に開かれた「地域会議」で地元関係者に提案し了承された。建設に伴う関連予算を来年度当初予算に計上する方針。計画では20年度に用地測量と実施設計、21年度に仮校舎建設と旧校舎解体、22年度に新校舎の建設に取り掛かり、同23年3月には竣工する。

 教委案では、新校舎は石和高に置き、本館、南館、体育館を改築して活用。クラス数は8とし、定員は300人程度とする。ほ場は同市石和町中川の山梨園芸高にあるものを活用する考え。

 現石和高校の校舎は、本館(鉄筋4階建て・昭和44年竣工)、南館(鉄筋4階建て・同45年竣工)、北館(鉄筋2階建て・同58年竣工)の3施設で構成。本館は主に2・3年生の教室のほか、職員室や茶道室など。南館は特別教室、パソコン室、理科室、保健室、図書室。北館は主に1年生の教室がある。敷地内にはグラウンドやプール、部室、駐輪場が整備されている。

 統廃合問題をめぐっては山梨園芸高同総会が、横内知事に対し、総合学科と普通科に加え、園芸科と食品科学科の存続を要望。知事は受け入れる意向を示したことを受け、県教育委がこれまでの方針を転換し、学科の増設を決めていた。


【写真=新設校が建設される石和高校】

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